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着物大事典
【既婚女性の第一礼装】 留袖
留袖は祝儀の為のフォーマル着物です。黒地の黒留袖には、背中心、両胸、両外袖の5か所に日向紋を染め抜き、袖に華やかな模様が描かれています。
色地の色留袖もあり、五つ紋のついたものは黒留袖と同格に扱われます。
女性が18歳になったとき、もしくは結婚されたとき、それまで着ていた振袖の長い袖を切って短くしました。
これを「留袖」といい、かつては大人の女性がお召しになるきもの全般を留袖といいました。ところが19世紀のはじめに黒地染め抜き日向五つ紋の江戸褄(裾模様のきもの)を既婚女性の式服とする習慣が広がり、それ以来この着物を黒留袖というようになったとの事です。
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