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着物大事典
浴衣や水着など、普段とは違う服を身にまとう夏が過ぎれば、次はお月見や読書の秋、運動の秋、味覚の秋、今では大きな催しとなったハロウィンなど着物でお出かけするタイミングは意外にも多い時期です。秋の着物コーディネートをご紹介しますので、お出かけに利用するときなどぜひ参考にしてみてください。
秋は月がきれいに見える季節ですね。特に十五夜はお月見が開かれるほど月がきれいなタイミングとされています。2019年の十五夜は9月13日(金)とされています。次の日は週末ですので、夜からお月様を肴に日本酒などを味わったりお団子を味わうのもいいですねそこで、お月様をテーマにしたお月見コーディネートをしてみませんか?絵画の世界ではゴッホが描いた「夜のカフェテラス」を代表して夜空を青く描くことが多いんです。そんな夜空をイメージしてネイビーブルーなど青の深い色の着物を合わせてみてください。水玉柄をお月様に見立てたり、最近ではウサギが柄模様として着物に入っていたりすることもありますので、ぜひ公式ホームページの着物一覧でも探してみてください。着物の柄行き(全体の雰囲気)が面白いときは帯色も合わせて馴染ませてみるといいですよ。ウサギ型の帯留めやブローチなどでお月見のイメージに寄せるのもいいですね。
味覚の秋、秋の食べ物といえば松茸や栗、焼き芋だったりブドウですよね。そこで秋の味覚に合わせてブドウをモチーフにした着物をコーディネートしてみましょう。ブドウといえば紫ですが紫は大きく使うのではなくポイントで使ってみてください。例えば、帯留(500円)や帯締め(500円)などですね。紫色のラインが入ると引き締まって見えますし、紫コーデが難しいという方でもほんの少しのポイントであればうまく合わせやすいですよ。着物のメインカラーはピンクや茶色など暖色系等でまとめましょう。帯自体もモダンに仕上げるために格子柄(チェック柄)の黒い帯を使ったり、帯締めや半襟にピンクや紫でアクセントを加えるのもオススメです。
10月といえばハロウィンですね。日本でもしっかり浸透したと思います。ハロウィンに着物で出かけるというのもコスプレ感があっていいと思いませんか?ハロウィンの色といったらやはりオレンジや紫ですよね。ダークなイメージもあるので黒もいいかもしれません。この三色をうまく使うとなれば、着物のメインカラーはやはり黒でしょうか。ただ真っ黒では暗いだけなので、白色の縦のストライプ柄がある着物にしましょう。帯はオレンジ色にして、帯締めに紫色を使って、うまくハロウィンカラーにします。最近では猫が着物の柄になることも多くなっていますので、猫の使い魔をイメージしてそちらの着物を着てもいいですね。
秋はいろんなコーディネートに挑戦できるタイミングでもありますよね。着物だからといって格式にこだわるのではなく、アレンジを加えた着方やコーディネートをしてみませんか?音楽ライブなどで着ていくなら、モダンで目立つ色合いにしちゃいましょう。モダンな赤と白の市松柄の着物でド派手にしつつ、薄めのグレーの帯でシャープに締めましょう。帯締めも赤の反対色(補色)の青や緑を取り入れるといいですよ。また、最近では見なくなりましたが、帯の部分にipod miniやウォークマンなどの音楽機器を下げて、ヘッドフォンで聞いたりしたらロックですよね。
読書をするのに着物なんて着ないでゆったりジャージなどの部屋着で楽しみたいという方もいらっしゃると思います。しかし、だらんとした姿勢で本を読むと普段の姿勢も歪んでしまったりするので、背筋がピンとなる着物で本を読むのは姿勢が良くなりますし、カフェで本を読んでいれば見栄え的にもすごく良いと思いませんか?テーマは「読書の秋」として着物を選びます。秋なので暖かい色合いの茶色や赤、ベージュがオススメですが、今回は落ち着いて見えるベージュ時の着物にしましょう。帯は黄色や赤など秋カラーを取り入れるといいですね。静電気が気になる方は、「静電気防止スプレー」といったものがありますので、そちらもオススメです。
秋から冬にかけて、衣替えをする方も多いと思いますが、そんななかで着物や浴衣を購入するとどうしても着ないものは奥に行ってしまいますね。
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