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着物大事典
着物レンタルVASARA浅草寺店です。
新年明けましておめでとうございます。2025年は地域に根付き、地元の方にも愛される店舗になるよう誠心誠意努力してまいります。よろしくお願いいたします。
三が日が過ぎ初詣も落ち着いてきたごろに着物を着て浅草を散策しませんか?
浅草には多くの神社・寺院がありますが、その中でもやはり有名なのは「浅草寺」ですね。
今回は「浅草寺」をお参りする前に見ておくとより楽しめる内容をご紹介いたします。
【浅草寺】
浅草寺は、約1400年近い歴史をもつ観音霊場です。宮戸川(現:隅田川)のほとりに住む檜前浜成・竹成兄弟が漁をしている最中、投網の中に一躰の像を発見します。仏像のことをよく知らなかった浜成・竹成兄弟は、像を水中に戻して、場所を変えて何度か網を打つのですが、そのたびに尊像が網にかかるばかりで、魚は捕れなかったので兄弟はこの尊像を持ち帰りました。
土地の長に像を見てもらったところ、聖観世音菩薩の尊像であると判明。そして翌朝、里の童子たちが草でつくったお堂に、聖観世音菩薩さまをお祀りしました。「御名を称えて一心に願い事をすれば、必ず功徳をお授けくださる仏さまである」と、近隣の人びとに語り聞かせて、やがて私宅を寺に改め、観音さまの礼拝供養に生涯を捧げたとのことです。
【境内】
・雷門(正式名所:風雷神門)
「雷門」と書かれた赤い大提灯があり、浅草のシンボル・雷門の前で写真を撮るのは浅草に来た醍醐味の一つ!雷門は浅草寺の総門であり、正式名称は「風雷神門」といいます。その創建年代はおおよそ天慶5年(942)に堂塔伽藍を一新した際に、総門を駒形に建立したと伝われております。
・仲見世
仲見世は浅草寺の本堂に続く表参道です。雷門から宝蔵門まで長さ約250mあり、参道の両側に多くの朱塗りの店舗が並んでおり、日本で最も古い商店街のひとつです。平日・祝日問わず毎日多くの人がおり、賑わっております。仲見世という名は、浅草広小路(現在の雷門通り)あたりに並ぶお店と浅草寺観音堂前に並ぶお店との中間にありますので、「中店」ということから「仲見世」と呼ばれるようになったそうです。
仲見世には多くのお店があり、食べ物から髪飾り、お土産品などたくさんあり、修学旅行生、外国人、旅行でいらした方がお土産として品を買っていくことが多い場所の一つです。
・おみくじ処
皆さん今年に入ってからおみくじは引きましたか?浅草寺のおみくじは「凶」が多いことで有名ですが、その理由をご存知でしょうか。
神社仏閣により多少の違いがございますが、浅草寺で良いとされる順番は、大吉/末小吉/小吉/半吉/末吉/吉/凶の7種が基本になりました。そして浅草寺でのおみくじの内容確率は、大吉17%/末小吉3%/小吉4%/半吉5%/末吉6%/吉35%/凶30%となっており、凶の確立のほうが高くなっております。
浅草寺の談話によれば、元々、多くの神社仏閣が70対30の比率で吉凶を配分していましたが、凶が多いとおみくじが引かれなくなることから、徐々に“吉”の配分を増やしていたほかの神社とは別に、浅草寺は現代でもその配分をあえて変えずにしたため、他に比べて“凶”が多いのではないかと推察されます。
凶の少ないおみくじはあくまでサービスの結果であり、日本一“凶”の多い浅草寺のおみくじこそが由緒正しく、江戸時代の伝統を守った価値のあるおみくじといえます。
浅草寺のおみくじはおみくじ筒におみくじ棒が入っており、棒に番号が書いてありますので、番号が書いてある引き出しからおみくじを引き出すまでの作業が自分ででき楽しめます。
・本堂
浅草寺の本堂はご本尊の聖観世音菩薩を奉安することにちなんで、観音堂とも呼ばれております。国宝に指定されていた旧本堂は昭和20年3月10日(1945年)の東京大空襲により焼失いたしましたが、その後全国の信徒からの浄財により、昭和33年(1958年)に今日の本堂が再建されたそうです。
明治40年(1907年)に本堂は国宝に指定され、大正12年(1923年)の関東大震災でも倒壊はしませんでしたが、ただ破損した箇所があったため、昭和8年(1933年)に大営繕が施されたそうです。昭和20年に東京大空襲で焼失したのちは、本堂の焼け跡に仮本堂(現在の淡島堂)が設けられ、難を逃れたご本尊をお迎えしました。
【建物概要】
・構造:鉄筋コンクリート本瓦葺、和様三手先、入母屋造り、平成22年(2010)12月チタン瓦に葺き替え・間口:34.5m・柱数:56本・総面積:3,407.9m2(1,032.7坪)・屋根瓦:総数 約72,000枚 (面積 2,977.5m2)、鬼瓦(小鬼瓦共) 18個(浅草寺公式サイト参考)
【境内その他紹介】
・宝蔵門・五重塔・影向堂・薬師堂・淡島堂・銭塚地蔵堂・二天門・お水舎・伝法院・鎮護堂・鎮護堂・駒形堂・待乳山聖天・遍照院・新奥山・諸牌・所属施設
いかがでしたでしょうか。浅草寺のことをよりよく知ってから参拝に行くと境内の散策も楽しくみられるかと思います。今回紹介できなかった境内の建築物もまだまだ魅力的のある歴史がたくさんあります。
ぜひ着物を着て浅草寺にお参りに行ってみてはいかがでしょうか?
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