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着物大事典
こんにちは~!もーです。最近、京都の神社やお寺、また桜や紅葉など景色が美しい場所などをたくさん巡っています~!京都っていろんなお寺や神社の他に、それに桜や紅葉の名所があってすんごく面白いんです。それぞれ個性あるので、知れば知るほど奥が深いんですよ!!!!!
さて今回は永観堂について説明しようと思うのですが、みなさんはこのお寺のことはご存じですか????
もーはこの場所のこと、なんとなく聞いたことはあったんですが、詳しいことは知らなかったので、この記事にまとめてみました!
今回はこの永観堂について、簡単にわかりやすく説明していきたいと思います!
ぜひ最後までお付き合いください!
【目次】
〇永観堂とは
〇永観堂の見どころ
・伝説聞いたらますます尊いものに見えるはず!「みかえり阿弥陀」
・「もみじの永観堂」紅葉は欠かせない!
永観堂とは京都市左京区にある浄土宗の西山禅林寺派の総本山のことです。京都駅の北東の方向にあり、そのほか近くの観光地は、南禅寺や法然院、蹴上インクラインなどがあります。
京都駅から永観堂に行くためのアクセス方法はたくさんありますが、一番早い方法をお伝えします。京都駅から烏丸線に乗って、烏丸御池駅という駅で乗り換えをします。乗車時間はおよそ5分ほど。その後、烏丸御池駅から東西線に乗り換え、蹴上駅で降ります。乗車時間は7分ほど。蹴上駅で降りたら徒歩13分ほどで目的地である永観堂に到着します。運賃は260円ほどでバスよりはやや高いですが、バスよりも10~15分ほど早く着きます。
禅林寺(通称「永観堂」)は空海の弟子である真紹によって853年に創建されました。その際、藤原関雄の邸宅跡を買収し、真言宗の道場にしたのが始まりだとされています。
現在に至るまで、永観堂は数々の宗派の変遷がありました。真言密教は220年の間、真紹から永観律師が住職になるまで続きました。現在の永観堂は永観律師という名前にちなんでつけられています。その後140年の間、奈良で盛んだった三論宗系の浄土教と真言密教の浄土教のお寺でした。そして永観堂を現在の浄土教のお寺に変えたのは静遍僧都です。それ以来、浄土宗西山禅林寺派のお寺となっています。
永観堂には重要文化財や国宝に指定されているものがたくさんあります!でもほとんどは国公立の博物館に寄託や収蔵されているため、通常の拝観で見れるのは襖絵だけなんです。
しかし「秋の寺宝展」では永観堂の文化財の一部をみることができます。機会がある方はぜひそちらにも足を運んでくださいね!
・伝説聞いたらますます尊いものに見えるはず!「みかえり阿弥陀」
・「もみじの永観堂」紅葉は欠かせない!
・阿弥陀如来像「みかえり阿弥陀」
永観と「みかえり阿弥陀」に関して、ある伝説が伝えられています。
阿弥陀如来像は東大寺の秘宝に秘蔵されていたとき、永観がたまたま拝見する機会がありました。その際、永観は奥深いところから声が聞こえたのです。永観はこの仏はこの宝蔵にしまっておくのはもったいないと嘆き、それを聞いた白河法皇は永観に護持し、供養させることにしました。
永観が50歳の頃、いつものように阿弥陀像の周りを歩いていると、阿弥陀如来が須弥壇からおりてきて、永観を導くかのように先立って歩き出しました。永観が驚いて立ち止まっていると、阿弥陀如来は「永観、遅し」と声をかけました。これは「永観、遅いじゃないか、何を悩んでいるのか?」という意味です。これを聞いた永観は泣き出しました。永観が合掌して祈っていると、阿弥陀如来は振り返った姿のままになりました。それが「みかえり阿弥陀」になったというんです。そんな話を聞いて、改めて「みかえり阿弥陀」を見てみると、なんともいえない尊いものに見えてくるはずです。みなさんもぜひ本物の「みかえり阿弥陀」を見てみて下さい。
・「もみじの永観堂」紅葉は欠かせない!
永観堂のもみじが美しいことは古来から有名で、古今和歌集にもその美しさを詠んだ詩がありました。
「宮仕へ久しうつかうまつらで山里にこもり侍りけるによめる 奥山の岩垣紅葉散りぬべし 照る日の光 見る時なくて」『古今集』秋歌下282
この詩は藤原関雄によって詠われました。
宮仕えをせず、山里にこもっていた藤原関雄は、奥山の岩垣の美しく紅葉している葉っぱをみて、太陽の光を見ることもなく、もうすぐ散ってしまうことを嘆き、その様子を長い間天皇にお目にかかっていない自分のことにたとえて詠いました。
昔から美しい紅葉があったということですね。
多宝堂の階段を登り、一番頂上まで行くと一面真っ赤な紅葉が一望できます!!!
上から眺める紅葉も美しいです!また、放生池付近にある紅葉と橋、池の組み合わせがとても見事です。また小川には散った紅葉が流れています。散った紅葉も楽しむことができます。
他にも多数の重要文化財や美しい紅葉が広がっている永観堂!ぜひ訪れてみては?
永観堂の公式サイトはこちら http://www.eikando.or.jp/
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