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着物大事典
パート1(補整)、パート2(おはしより)はいかがでしたか?補整とおはしよりがしっかり押さえられていれば、最後の帯は簡単です!
慣れてくると今回のような小紋の着付は15分から20分程度で帯までセルフ着付できるようになります。長時間ずっと立ったままであったり、腕を上げたままの状態が続くと血流が悪くなりむくんだり気疲れしたりする場合もありますので、帯は手早く結びましょう。そして手早く結ぶためには、時短準備をしておくと楽です。
帯の谷を首側に当て、右側にピンでとめます。帯は左前へまわし、背中に帯を回してうち路から右側に持ってきます。帯を締めるときは、左手で右後ろ側から前に回した帯下を持ち、右手で型にかけている帯をピンから外し左右に引っ張ります。この時、帯は上過ぎず下過ぎず、真横に引き締めることを意識しましょう。左手だけでも帯が落ちないように締め付けたら、おはしよりと帯の間が人差し指の長さ程度でているか確認しましょう。出ていない場合は後程引き下げることも可能ですが、なるべく巻くタイミングで帯が下の位置になりすぎないように巻きましょう。2周目を同じように巻き、引き締めます。
長い方の帯を内側にリボン図のように織り上げ、肩に留めていた方の帯を左側へひねり返して上から下に抜き上げます。抜き上げたらいったん手先を広げ、帯の淵を腕と体重を使って左上と右下に引き伸ばします。両サイド引っ張り、帯がしまったら、手先を三枚に折り、左肩にピンで借り留めします。下に垂れている帯を畳折り、文庫結びをします。
もしこのタイミングで帯の位置が低く感じた場合、フェイスタオルを半分のサイズに切り、折りたたんで帯の結び目の下あたりに入れて帯枕にします。また、衿元がスカスカに感じたら綿を切って半衿の下に手を入れ胸元の高さを出します。
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