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着物大事典
本日は、日本の誇れる着物について皆様にご紹介致します。
長い歴史の中、日本が世界に誇れる伝統文化として多くの方に愛されてきた着物。
しかし、洋服を着て過ごすのが当たり前になっている現代は、日常的に着物を身につける回数が少なくなってきました。そんな中、日本の素晴らしい文化の象徴といえる着物を改めて皆様に知って頂きたいと思います。
●訪問着
訪問着は、一枚の絵画のように着物全体に柄が描かれており、親族以外の結婚式・披露宴、園遊会、授賞式・入学式・卒業式、初詣、お茶会、他家訪問など多くの用途に着ることができる一番便利な着物です。
未婚、既婚を問わず着られ、紋を付ければ色留袖と同格となります。
紋が付くと、かしこまりすぎてしまい、着る場所が限られてしまうので、格式高く着るのではなければ紋はなくてもかまいません。
なんといっても華やかに装える訪問着。
結婚披露宴やクラス会、お見合い、お茶会、他家への訪問、はたまた園遊会出席まで社交的な場面にはぴったりです。
付け下げと訪問着は見た目が良く似ていますが、訪問着の方が格が高くなります。
生地を染める時点でその違いがあり、すべての柄が続くように作られています。
訪問着は、上前から下前まで柄が続いていて、胸、袖の裁ち目の部分も柄がきれいにつながる様にできていて、オクミにも柄が入っています。
●付け下げ
未婚、既婚を問わず着られ、準礼装に近い着物です。
訪問着とほぼ同格のものとされます。
紋が入ればさらに格は上がり、紋が入ると、街着としてはふさわしくありません。
また、柄付けが簡単なものはあまり重たい印象はなく、街着としても装えます。
友人の結婚披露宴やパーティー、クラス会や、茶会、他家への訪問、観劇など、正式な場や少しあらたまったお出かけの時に着用します。
お子様の入学式や卒業式にも良いでしょう。
●留袖
既婚女性の第一礼装で黒留袖と色留袖があります。
黒留袖は、染め抜きの日向紋5つ、江戸褄模様、総比翼がついたものが一般的で、用途は祝賀用となります。
身内の結婚式や仲人の席など、立場の重い列席者となる場合、着用します。
●色留
色留袖は結婚披露宴に招かれたときや初釜のときなどに着用します。
色留袖の場合は、黒留袖よりは軽くなり紋も3つ紋の場合が多いようで、昔ほどこだわらなくなりました。
紋を付けずに訪問着の様に着ることもあります。
いかがでしたか。今回は京都にぴったりな日本の誇れる着物をご紹介しました。ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。そして、着物レンタルを検討されている方は着物レンタルVASARAをご利用くださいませ。
お店でお待ち致しております。
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