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2025.08.17
新宿駅前店
浴衣で彩る、東京の夏──神宮外苑花火大会の夜
今年の夏、私は浴衣を着て「神宮外苑花火大会」に行ってきました。
都会の真ん中で、空を彩る大輪の花火。その美しさを、浴衣姿で味わえる贅沢なひとときでした。
夕方、友人と待ち合わせた外苑前駅。浴衣姿の人々が行き交い、駅前はすでに夏祭りのような賑わい。
私は紺地に赤と水色の花柄模様の浴衣を選び、髪はゆるくまとめて簪を添えて。普段とは違う装いに、少し背筋が伸びるような気持ちでした。
そして夜7時半
第一発目の花火が夜空に咲いた瞬間、歓声と拍手が一斉に上がりました。
音の迫力、光の鮮やかさ、そして浴衣で感じる非日常感。
すべてが重なって、胸がいっぱいになるような感動がありました。
花火が終わった後も、余韻に浸りながら歩く帰り道。浴衣の足音と、遠くに聞こえる屋台の声が、まるで映画のワンシーンのようでした。
神宮外苑花火大会は、ただのイベントではなく、「夏を生きた」と思わせてくれる、特別な時間。来年もまた、浴衣を着てこの場所に戻ってきたい──そう思える夜でした。